ウェット職人
㊙︎日記

リバーソン製のセルフリペアセットで出来る修理

ウェットスーツ着用に伴って、破れ、ほつれ、水漏れのご相談はよくあります。

修理依頼まで手間ひまが取れない方や、ご自身で直したい方向けに

リバーソンリペアセットの使い方を説明します。

 

【破れをボンドとメルコテープで修理】

↑着脱で引っ張った現象でしょうか、ゴムが完全に破れて大量に水が入る修理です。

↑適当な皿にチューブボンドを出して、少量を筆に付けます。

↑筆先を使って破れたゴムの断面を一周塗っていきます。

多めに塗ったり早く塗ると見た目が悪くなるので、塗り残しがないようゆっくり塗ります。

↑15分ほど乾燥させて乾いたら手の指を使って接着します。

乾燥後の2度塗りや力強く接着すると、より強度が増します。

↑破れた両サイドを綺麗に貼り合わせたら表面の補強が完了です。

↑裏返して今度は裏側の補強です。

このままだと同じ場所が、また破れそうなので裏側もチューブボンドを使います。

↑細かい作業は楊枝などでボンドを掬って、破れ部分に少しずつ塗布していきます。

↑裏側も15分乾燥させて手押しで接着します。

半日ほど乾かして接着部分を硬化させます。

↑このあと本来はミシン縫製仕上げで補強するのですが、特殊なミシンなので

代用で破れ留めのメルコテープを使って熱圧着の補強をします。

↑アイロン設定はスチームなしの中温(140°程度)に設定します。

温度が高すぎるとウェットを痛めたり、弱すぎるとメルコテープが付かないので温度設定が大事です。

↑裏側の破れた跡を隠すようにメルコテープを貼っていきます。

仮止めで3〜5秒程アイロンで圧着します。

↑余分な部分はハサミでカットします。

↑仮付けした部分をさらにアイロンで10秒手押しします。

↑熱を冷ましたら圧着完了で、破れ修理がしっかり直りました。

※メルコテープは水の侵入を防ぐ防水テープではありません。

 

 

【ボンドを使って糸ほつれ修理】

↑ウェットの糸が切れたり、ほつれた時はボンドでリペア出来ます。

↑余分な糸をあらかじめ切り落とします。

楊枝などで少量ほど掬います。

↑ほつれた部分に少しずつ塗ります。

30分ほど乾燥させ、乾いたら上から指で押し固めて修理完了です。

 

 

【メルコパッチを使って糸ほつれ修理】

↑糸ほつれは小さいメルコパッチでも修理できます。

↑アイロン設定、中温140°で圧着。

↑10秒ほど圧着します。

↑熱が冷めたら修理完了です。

【水没穴を防水パッチ(ウェット生地)で修理】

↑これくらいの穴でも、真冬の海では水没が目立って気になりますよね。

↑穴を辿って、裏返すと裏地も穴が開いてます。

ウェット生地の防水パッチを当てて貼る場所に印を付けます。

↑黒いウェットにマーキングは水性の白か銀ペンがおすすめです。

↑防水パッチを貼る位置が決まりました。

↑防水パッチのゴム面と、印をつけたウェット本体にボンドを塗っていきます。

20分ほど乾燥させて、乾いたら同じ場所を2度塗り、もしくは3度塗りをして接着力を高めます。

↑ウェット本体にパッチを貼り合わせます。

↑接着したら半日ほど乾燥させて硬化させて修理完了です。

この手法でも、水没の完全密封は難しい場合がありますが

勢いよく水没してた穴の水を堰き止める効果があります。

 

【リペアセットの袋がウェット素材】

↑ウェット作りで余分に余ってしまう生地を使ってリペアセットの袋を作りました。

ベタつくサーフワックスの入れ物などにご利用できます。

リバーソン製

ウェットスーツのセルフリペアセット

税込2000-

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